六曜の中で仏滅に次いで避けられがちなのが「赤口(しゃっこう)」です。「赤」の字から火や血が連想され、火や刃物の扱いに注意が必要とされる、少し変わった性質を持つ日です。この記事では、赤口の意味と読み方、時間帯による吉凶、結婚式や入籍との相性を解説します。
赤口とは
赤口(しゃっこう、または「じゃっこう」)は、日替わりで巡ってくる暦注「六曜(ろくよう)」の一種で、陰陽道における鬼神(赤舌神)が支配するとされる日として、6種類のうち仏滅に次いで避けられやすい凶日とされています。
六曜の由来や6種類の並びについては六曜の意味と順番の記事で詳しく解説しています。
赤口は何時が吉?
赤口にも吉となる時間帯があり、正午をはさんだわずかな時間だけ縁起が良いとされています。
| 時間帯 | 吉凶 |
|---|---|
| 午前11時ごろ〜午後1時ごろ | 吉 |
| それ以外の時間帯 | 凶 |
鬼神が休むとされる「午(うま)の刻」だけが吉になる、という考え方です。1日のほとんどが凶とされるのは、六曜の中でも赤口と仏滅くらいのものです。
赤口にやると良いとされていること
正午前後の吉の時間帯であれば、通常通りの用事をこなしても問題ないとされています。
- お参り・お墓参り — 静かに行う祈りごとは、赤口でも問題ないとされることが多い
- 葬儀・法要などの弔事 — 赤口はもともと「祝いごとに不向き」な日なので、弔事とはむしろ相性が悪くないとされる
赤口にやってはいけないとされていること
赤口の最大の特徴は、火や刃物に関わることへの注意です。
- 結婚式・入籍などの祝いごと — お祝いごと全般に不向きとされる、赤口でもっとも避けられる代表格
- 火を使う行事 — 「赤」の字が火を連想させることから、キャンドルサービスなど火を扱う場面は避けたほうが良いとされる
- 刃物を使う行事 — ウェディングケーキの入刀など刃物を使う場面も同様に避けたほうが良いとされる
- 引っ越し・地鎮祭・契約ごと — 新しい物事を始める場面全般が不向きとされる
これらはいずれも、正午前後の吉の時間帯であれば行っても問題ないとする考え方もありますが、赤口自体を避けて日取りを組む人が多いのが実情です。
赤口と仏滅の違い
赤口と仏滅は「1日のほとんどが凶」という点で似ていますが、性質が異なります。
| 項目 | 赤口 | 仏滅 |
|---|---|---|
| 吉となる時間帯 | 正午前後のみ | 終日ほぼ凶(吉時間なし) |
| 特に注意される対象 | 火・刃物 | 祝いごと全般 |
| 弔事との相性 | 比較的問題ないとされる | こちらも比較的問題ないとされる |
赤口は「正午前後だけ吉になる」という時間限定の逆転がある点が、仏滅との大きな違いです。
ビジネス・契約・納車での扱い
結婚式や入籍ほど厳密に避けられる傾向は薄いものの、ビジネスの場面でも六曜が意識されることがあります。
- 契約・商談 — 取引先が縁起を気にする業種(不動産・冠婚葬祭関連など)では、大安や先勝を選び、赤口や仏滅を避ける配慮をすることがあります
- 納車 — 車の納車も「新しいことを始める日」として吉日を選ぶ人が一定数おり、赤口は避けられやすい六曜のひとつです。ただし絶対的な決まりではなく、正午前後の時間帯を選んで納車するケースもあります
- 社内的な決めごと — 社外に影響しない社内会議などでは、六曜を気にしない企業がほとんどです
六曜への配慮は、相手の価値観や業界の慣習によって温度差が大きい点を踏まえ、迷った場合は相手の意向を確認するのが現実的です。
凶日と重なったら?
赤口も他の六曜と同じく、不成就日など他の凶日と重なることがあります。この場合の解釈は流派によって分かれ、特定の解釈を断定できるものではありません。当サイトでは吉日カレンダーに六曜・不成就日をあわせて表示し、判断材料をそのまま提供する方針をとっています。
まとめ
赤口は「鬼神が支配する日」とされる六曜のひとつで、正午前後のわずかな時間だけ吉、それ以外は凶とされる、仏滅に次いで避けられやすい日です。「赤」の字から火や刃物の扱いに注意が必要とされ、結婚式や入籍などのお祝いごとは特に不向きとされます。一方で葬儀や法要といった弔事とは相性が悪くないとされ、祝いごとと弔事で扱いが変わる珍しい六曜でもあります。今月の赤口がいつかは吉日カレンダーで確認できます。


