「今夜はストロベリームーン」――ニュースやSNSで、満月にかわいらしい名前がついて話題になることが増えました。これらの名前は月ごとに決まっていて、1月のウルフムーンから12月のコールドムーンまで、一年分の呼び名があります。この記事では、12ヶ月の満月の名前一覧とその由来、そして日本に伝わる月の呼び名を紹介します。

目次
  1. 満月の名前はどこから来たのか
  2. 12ヶ月の満月の名前一覧
  3. 2026年の満月はいつ?
  4. 日本の月の呼び名
  5. よくある質問
    1. スーパームーンはこの一覧に入らないの?
    2. 満月の名前は日本の季節感とずれない?
  6. まとめ

満月の名前はどこから来たのか

ウルフムーンなどの満月の名前は、アメリカの農事暦(Farmer's Almanac)が紹介したことで広まった呼び名です。アメリカ先住民や入植者が季節の目安として満月に名前をつけていた、と紹介されており、狩猟や農作業など、その月の暮らしにちなんだ名前が並びます。部族や地域によって呼び名は本来さまざまで、現在よく知られている12種類は、そのなかの代表的なものが定着したものとされています。

つまり天文学の正式な用語ではなく、文化的な愛称です。とはいえ「今月の満月には名前がある」と思うと、空を見上げるきっかけになりますよね。

12ヶ月の満月の名前一覧

英名 カタカナ 名前の由来とされるもの
1月 Wolf Moon ウルフムーン 真冬に響く狼の遠吠え
2月 Snow Moon スノームーン 雪深い季節
3月 Worm Moon ワームムーン 雪解けの土に現れるミミズ
4月 Pink Moon ピンクムーン 春に咲くピンク色の花(フロックス)
5月 Flower Moon フラワームーン 花盛りの季節
6月 Strawberry Moon ストロベリームーン 野いちごの収穫期
7月 Buck Moon バックムーン 雄鹿(buck)の角が生え変わる季節
8月 Sturgeon Moon スタージェンムーン チョウザメ(sturgeon)の漁期
9月 Harvest Moon ハーベストムーン 収穫の季節
10月 Hunter's Moon ハンターズムーン 狩猟の季節
11月 Beaver Moon ビーバームーン ビーバー猟や巣作りの季節
12月 Cold Moon コールドムーン 本格的な寒さの到来

ピンクムーンは「月がピンク色に見える」わけではなく、ストロベリームーンも「いちご色の月」ではありません。いずれもその季節の風物にちなんだ名前です。

2026年の満月はいつ?

満月は「月と太陽の黄経の差が180度になる瞬間」として定義され、正確な日時は国立天文台の暦計算室で公表されています。2026年の満月の日時一覧は、当サイトの満月・新月カレンダーに月の名前つきで掲載しています。

2026年は少し珍しい年で、5月に満月が2回あります(5月2日と5月31日、日本時間)。ひと月に2回目の満月は俗に「ブルームーン」と呼ばれることがあります。これも天文学の用語ではなく愛称で、当サイトのカレンダーでは月ごとの名前(5月はフラワームーン)をそのまま表記しています。

日本の月の呼び名

日本にも月の呼び名の豊かな伝統があります。ただしこちらは満月の「月ごと」の名前ではなく、月齢(月の形や月の出の時刻)に応じた名前です。十五夜・十六夜(いざよい)・立待月・居待月・寝待月など、月の出を待つ気持ちがそのまま名前になっているのが特徴です。詳しくは月齢とはの記事で紹介しています。

また、旧暦8月15日の月を愛でる「中秋の名月」も日本の月文化の代表です。旧暦の仕組みは旧暦と新暦の違いの記事をどうぞ。

よくある質問

スーパームーンはこの一覧に入らないの?

スーパームーンは「その年で特に大きく見える満月」を指す俗称で、月ごとの名前とは別の呼び名です。月の軌道は楕円のため、地球に近いタイミングの満月は普段よりわずかに大きく見えます。こちらも天文学の正式な用語ではありません。

満月の名前は日本の季節感とずれない?

由来が北米の暮らしなので、日本の季節感とは合わない名前もあります(8月のチョウザメ漁など)。あくまで海外由来の愛称として、話のタネに楽しむのが良さそうです。

まとめ

満月の名前は、北米の農事暦を通じて広まった月ごとの愛称で、1月のウルフムーンから12月のコールドムーンまで、季節の暮らしにちなんだ12の呼び名があります。2026年は5月に満月が2回ある少し珍しい年です。次の満月の日付と名前は満月・新月カレンダーで確認して、名前の由来を思い浮かべながら夜空を見上げてみてください。