「せっかくだから大安の日に」――結婚式や納車の日取りで、今もいちばん頼りにされているのが大安です。カレンダーに小さく書かれたこの2文字には、どんな意味があるのでしょうか。この記事では、大安の意味と巡り方、大安に選ばれることが多い行事、そして大安以外の選択肢について解説します。

目次
  1. 大安とは
  2. 大安はどのくらいの頻度で巡ってくる?
  3. 大安にすると良いとされていること
    1. 結婚式・入籍
    2. 納車
    3. 引っ越し・新居の契約
    4. 財布の新調・使い始め
    5. 開業・開店・契約ごと
  4. 大安でなければいけない、わけではない
  5. 大安の予定は早めに動くのが安心
  6. よくある質問
    1. 大安なら時間帯はいつでも良い?
    2. 大安と一粒万倍日、どちらを取るべき?
  7. まとめ

大安とは

大安(たいあん)は、六曜(ろくよう)と呼ばれる暦注のひとつです。六曜は先勝・友引・先負・仏滅・大安・赤口の6種類が繰り返し巡ってくる日の吉凶ラベルで、大安は「大いに安し」、つまり万事に吉とされる最良の日です。

六曜の由来は中国の時刻占いにあるとされ、日本で現在の形になったのは江戸時代後期からと言われています。6種類の並びについては六曜の意味と順番の記事で詳しく解説しています。

大安はどのくらいの頻度で巡ってくる?

六曜は基本的に6日周期で巡るため、大安はおおむね6日に1回訪れます。ただし六曜は旧暦の月初でリセットされる仕組みなので、旧暦の月替わりのタイミングで並びが飛ぶことがあります。この「ときどき順番が乱れる」性質が、かえって神秘的な印象を与えてきたとも言われます。旧暦の仕組みは国立天文台の暦計算室の解説も参考になります。

月ごとの大安の日付は2026年の吉日カレンダーで確認できます。

大安にすると良いとされていること

大安は「万事に吉」なので、本来は何をしても良い日とされています。そのうえで、実際に大安が選ばれることが多いのは次のような行事です。

結婚式・入籍

もっとも代表的な使われ方です。招待客の年配の方にも配慮しやすく、「大安の結婚式」は今も定番です。入籍日の考え方は入籍日の決め方の記事にまとめています。

納車

車の受け取り日を大安にする習慣は広く残っており、販売店で「大安希望」と伝える人も多いようです。新しい車との付き合い始めを良い日にしたい、という気持ちの表れと言えます。

引っ越し・新居の契約

新生活の始まりの日として大安を選ぶ人は多く、引っ越し業者の予約は大安の週末から埋まりやすいと言われます。

財布の新調・使い始め

「大安に財布を使い始めるとお金が貯まる」という言い伝えがあります。一粒万倍日や天赦日と重なる日はさらに人気で、2026年3月5日は大安・天赦日・一粒万倍日の3つがそろう日です。

開業・開店・契約ごと

事業の始まりや大きな契約の日として選ばれます。地鎮祭や上棟式など建築関係の行事でも大安が好まれます。

大安でなければいけない、わけではない

ここまで挙げた行事は、いずれも「大安でなければうまくいかない」というものではありません。六曜は伝統的な暦注であり、科学的な根拠があるわけではないためです。実際、六曜とは別系統の吉日である一粒万倍日や天赦日を優先する人も増えています。大安以外の吉日は吉日カレンダーで並べて確認できます。

大安の予定は早めに動くのが安心

大安の人気は予約の混み具合にも表れます。土日祝と大安が重なる日は、結婚式場・引っ越し業者・納車の枠が早くから埋まりやすいと言われますし、料金も繁忙日の設定になっていることがあります。「大安にこだわるなら早めに手配する」「こだわらないなら仏滅や赤口をねらって費用を抑える」というように、お日柄はスケジュールと予算の調整材料としても使えます。

逆に、書類の提出だけで完結する入籍などは混雑の影響を受けにくいので、日付そのものの縁起を重視して選びやすい行事です。行事の性質によって、六曜との付き合い方の濃淡を変えるのが現実的でしょう。

よくある質問

大安なら時間帯はいつでも良い?

六曜には時間帯の吉凶を分ける日(先勝・先負など)がありますが、大安は終日吉とされるのが一般的です。時間帯を気にせず予定を組めるのも、大安が選ばれやすい理由のひとつです。

大安と一粒万倍日、どちらを取るべき?

系統の違う暦注なので、本来は比べるものではないとされています。招待客のいる行事なら知名度の高い大安、自分たちだけで決められる日付なら一粒万倍日や天赦日、という使い分けが現実的です。

まとめ

大安は六曜で最良の「万事に吉」の日で、結婚式・入籍・納車・引っ越し・財布の使い始めなど、人生の節目の行事に広く選ばれてきました。おおむね6日に1回巡ってくる身近な吉日なので、日取りに迷ったときの分かりやすい目安になります。次の大安がいつかは吉日カレンダーで確認してみてください。