婚姻届はふたりの都合で好きな日に出せるからこそ、「入籍日をいつにするか」は意外と悩ましい問題です。縁起のいい日を選ぶのか、記念日に合わせるのか、覚えやすさを取るのか。この記事では、入籍日の決め方の代表的な考え方と、暦のうえで縁起がいいとされる日の選び方をまとめます。

目次
  1. 入籍日の決め方、3つの軸
  2. 入籍日に選ばれる代表的な吉日
    1. 大安
    2. 一粒万倍日
    3. 天赦日
    4. 吉日が重なる日
    5. 七箇の善日(大明日・母倉日・天恩日など)
  3. 2026年の候補日の探し方
  4. 提出前に確認しておきたい実務のこと
  5. 記念日・語呂と吉日を組み合わせる
  6. 入籍日に合わせて準備しておきたいもの
  7. よくある質問
    1. 仏滅しか都合が合わないときは?
    2. 入籍日と結婚式は同じ日にすべき?
  8. まとめ

入籍日の決め方、3つの軸

入籍日選びの考え方は、大きく3つに分けられます。

  1. 暦の吉日で選ぶ — 大安・一粒万倍日・天赦日など
  2. ふたりの記念日で選ぶ — 出会った日、付き合い始めた日、誕生日など
  3. 覚えやすさ・語呂で選ぶ — 11月22日(いい夫婦の日)、毎年お祝いしやすいゾロ目の日など

どれが正解ということはなく、実際には「記念日の近くの吉日」のように組み合わせて決めるカップルが多いようです。この記事では1つめの「暦の吉日」を詳しく見ていきます。

入籍日に選ばれる代表的な吉日

大安

六曜で最良の「万事に吉」の日です。6日に1回ほど巡ってくるので候補日を見つけやすく、親世代にも説明しやすいのが利点です。詳しくは大安にすると良いことの記事をどうぞ。

一粒万倍日

「一粒の籾が万倍に実る」という言い伝えの吉日で、「ふたりの幸せが万倍に育つように」という意味を込めて選ばれます。月に4〜7回ほどあります。

天赦日

暦の上で最上の吉日とされ、年に5〜6回しかありません。2026年は3月5日・5月4日・5月20日・7月19日・10月1日・12月16日の6回です(当サイトの算出基準による)。

吉日が重なる日

天赦日と一粒万倍日が重なる日は「最強開運日」と呼ばれ、入籍日として特に人気があります。2026年は3月5日が天赦日・一粒万倍日・大安の3つそろいの日です。重なりの仕組みは最強開運日の記事で解説しています。

七箇の善日(大明日・母倉日・天恩日など)

大安・一粒万倍日・天赦日ほど知られていませんが、「七箇の善日」と呼ばれる吉日グループも婚姻ごとと相性が良いとされています。

吉日 頻度の目安 特徴
大明日 年150日前後 何事にも大吉。旅行・結婚式など新しい行動全般に良いとされる
母倉日 ひと月に何度も 結婚・入籍・出産などの縁結びごとと特に相性が良いとされる
天恩日 年90日前後(5日間まとまって出現) 慶事全般に大吉。まとまって訪れるので候補日を探しやすい

なかでも母倉日は「婚姻に大吉」と明記される吉日なので、大安の都合がつかない場合の候補として覚えておくと選択肢が広がります。

一方、仏滅や不成就日を避けたいと考える人もいます。吉日と凶日の重なりの考え方には諸説あるため、気になる場合は重なりのない日を選ぶのが迷いの少ない方法です。

2026年の候補日の探し方

当サイトでは、こうした暦注を1日ずつ確認できる入籍日カレンダーを用意しています。六曜・一粒万倍日・天赦日・不成就日をまとめて見られるので、「記念日の前後で一番お日柄のいい日」を探すのに向いています。月ごとの詳細は吉日カレンダーからもたどれます。

なお、暦注は伝統的な言い伝えであり、入籍日の吉凶が結婚生活を左右するという科学的な根拠はありません。ふたりが納得して、毎年気持ちよくお祝いできる日であることが何より大切です。

提出前に確認しておきたい実務のこと

日付を決めたら、実務面も少しだけ確認しておくと安心です。

  • 婚姻届は24時間365日提出できます。土日や祝日でも役所の時間外窓口(守衛室など)で受け付けてもらえ、書類に不備がなければ提出日が入籍日になります
  • 不備があると受理日がずれることがあるため、大事な日付にこだわる場合は事前に役所で記入内容を確認しておくと確実です
  • 証人2名の署名など、準備に時間のかかる項目は早めに整えておきましょう

記念日・語呂と吉日を組み合わせる

暦の吉日だけで決めるのではなく、ふたりの記念日や語呂の良い日付と組み合わせる方法も人気があります。たとえば「付き合い始めた日に一番近い大安」「誕生月の一粒万倍日」のように探すと、意味が二重になって忘れにくい記念日になります。11月22日(いい夫婦の日)や7月4日(「な(7)かよ(4)し」の語呂で仲良しの日とも)のような語呂の日付が、その年は何曜日でどんなお日柄なのかを確かめてから決める、という順番も良いでしょう。

毎年の結婚記念日をどう過ごしたいかから逆算する視点もおすすめです。平日だと祝いにくいと感じるなら「毎年祝日になる日付」を選ぶ手もありますし、日付そのものに意味があれば曜日は気にしない、という考え方もあります。

入籍日に合わせて準備しておきたいもの

入籍日が決まると、それに向けて準備するものも自然と定まってきます。特定のブランド・サービスを勧めるものではなく、準備の際によく検討される観点です。

準備するもの 検討のポイント
結婚指輪 オーダーメイドは仕上がりまで数週間〜数ヶ月かかることが多い。入籍日から逆算して早めに注文するのが安心
婚姻届の記入用紙 デザイン性のある婚姻届を使いたい場合、役所に提出可能なサイズ・様式か事前に確認しておく
記念撮影(フォトウェディング) 入籍日当日または前後の吉日に撮影日を合わせるカップルも多い。人気の日程・スタジオは早めの予約が安心

指輪や撮影の予約は、入籍日そのものより先に動き出す必要があることが多いため、日取りが決まったらまず準備の段取りから逆算するのがおすすめです。

よくある質問

仏滅しか都合が合わないときは?

六曜を気にするかどうかはふたりと家族の価値観次第です。仏滅には「物が滅んで新たに始まる日」という前向きな解釈もあります。お日柄の考え方は結婚式とお日柄の記事も参考にしてください。

入籍日と結婚式は同じ日にすべき?

決まりはありません。同じ日にすれば記念日がひとつにまとまり、別の日にすれば「入籍記念日」と「結婚式記念日」の2つを祝えます。式場の空き状況にも左右されるので、柔軟に考えて良いところです。

まとめ

入籍日は、吉日・記念日・覚えやすさの3つの軸で考えると整理しやすくなります。暦で選ぶなら、2026年は天赦日・一粒万倍日・大安がそろう3月5日をはじめ、母倉日など七箇の善日も含めると候補になる日がいくつもあります。指輪や記念撮影の準備は入籍日より前から動く必要があるので、日取りが決まったら早めに段取りを始めましょう。入籍日カレンダーでふたりの都合に合う日を探して、納得のいく記念日を選んでください。